はじめまして、院長の根本 昭則です。

 当院で施術している〈クラシカルオステオパシー〉とは、130年前に米国人の医師A.Tスティルによって提唱された医学体系で、英国人のJ.Mリトルジョンと共に〈オステオパシー〉の創成期を過ごしました。1913年にJ.Mリトルジョンが英国に帰国後、その哲学と技術をより発展させました。

 本来、オステオパシーは「身体は一つのユニットである」と言われているように全身調整だった治療法です。しかし、130年の歴史の中で国民性がそうさせるのか、商売上手な米国人はその技術を切り売り(肩の治療・腰の治療など部位別の治療法に)してしまいました。
 一方、英国は王室もあるように古きを重んじ、当初のオステオパシーの哲学・技術を忠実に守り現代に伝えています。

 このような経緯から、1913年にリトルジョンが英国に帰って以降、オステオパシーが米国でより発展することは難しくなってしまいました。
 残念ながら今現在も、日本に入ってきているオステオパシー技術のほとんどは、その米国からなのです。

紛らわしいのですが、他の治療院で行う米国の〈オステオパシー〉と当院で施術する英国の〈クラシカルオステオパシー〉は別物です。
当院は英国クラシカルオステオパシー学会の会員であり、この治療法を施術できる治療師は日本全国でも21名、東北では2人(2010.7.1現在)のみです。

 クラシカルオステオパシーの大きな特徴は、局所にこだわらず、解剖学と生理学を融合した身体調整(TOTAL BODY ADJUSTMENT)を行い、全身の統合を図る他に無い治療法であり、治療しながら病気の予防も出来る「最高の予防医学」なのです。

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